もしかしてシロアリかも・・・?プロが教えるシロアリ簡易セルフチェック方法
シロアリは北海道の北部を除き、日本のほぼ全土に生息している昆虫です。
少し大げさな表現をすれば、日本の住宅というのは【シロアリの生息している土の上に、私たち人間が家を建てている】ようなものです。
シロアリ対策を何もしていなければ、いつ、どのお宅がシロアリの生息や被害にあっても不思議ではありません。
(木造住宅に限らず、鉄筋コンクリート構造でも木部の被害は起こりえます)
そこで、プロが教えるシロアリ簡易セルフチェックのご紹介です。
4〜6月に羽アリを見た
家の中やその周辺で大量の羽アリを見かけた場合は、被害が進行している可能性が高いです。
ヤマトシロアリの羽アリは4月から6月にかけて、主に午前中に巣から飛び出していきます。
体長は5ミリから7ミリ程度で、全体的に灰色に近い色の身体をしています。
庭の杭やラティスなどの根本がスカスカになっている
床下を見るのはちょっとハードルが高い・・・。
そんな場合、自宅敷地内にシロアリが生息しているかを知る一つの方法が、庭の杭やラティスなど木製ガーデニング品を見ることです。
杭の根本を揺らしたり叩いたりして、ボロボロ崩れるのはシロアリが原因かもしれません。
基礎外部に蟻道(ぎどう:シロアリの作るトンネル)がある
シロアリはアリのように裸で歩きまわるのではなく、蟻道と呼ばれる土でできたトンネルを作りながら移動し、土台と基礎の隙間などは,空気の流れを遮断するために蟻土と呼ばれる土で塞ぎます.そのため,基礎や土台などに土でもられたような道があれば要注意です。
玄関のポーチ柱が木製である
玄関のポーチ柱や袖壁は、柱の下部や下地が地中に埋まり、僅かなズレやクラック(ひび割れ)からシロアリが侵入してしまうことがあります。
お風呂がタイル貼りである
近年多く見られるユニットバスではなく、タイル貼りのお風呂の足元には土が盛られています。
光や乾燥した空気が苦手なシロアリにとって、湿気も温度も保たれた生息しやすい環境が、この土間のお風呂なのです。
また、一度被害に遭っても床下からシロアリ生息や被害を確認できないため、完全な駆除が難しいこともあります。
畳や床板がフワフワする
※シロアリは基礎ー土台ー大引ー根太などを加害しながら、上がっていきます。その結果、畳や床板にまで被害が及ぶことも少なくありません。
フワつきは経年によるものばかりではなく、シロアリ被害によるものも疑ってみてください。
シロアリは空気の流れを嫌うので、なかなか姿を現しません。
そのため、柱などの木材部分の中を器用に皮一枚残しながら食害してき、その結果、シロアリが通った後は空洞になってしまいます。
シロアリに食べられ空洞になっているかもしれません。
柱を押すと凹む/ノックすると空洞音がする
シロアリは年輪の柔らかい部分を好んで食べます。そのため、見た目に異常はなくても中はスカスカに食べられてしまっていることも。
圧力をかけると凹んだり、崩れたり、叩くと空洞音がするという現象が見られたら、シロアリ被害に遭っているかもしれません。
ご近所でシロアリ駆除をしていた
シロアリにとって人間の境界線は関係ありません。 隣近所でシロアリが出たなら、外部環境の似ているあなたのお住まいもまたシロアリ被害に遭う可能性があります。
該当する項目はありましたか?
チェックがある場合、生息や被害の可能性がある、もしくは、被害に遭いやすい状況と言えます。
気になる方、プロのチェックを受けて見たい、という方はお気軽にご連絡ください。