Aさんは「営業トーク」が得意な饒舌タイプには程遠く、若い頃はむしろ口下手だったように思います。その朴訥（ぼくとつ）とした誠実な人柄とコツコツ積み重ねた経験は、お客さまの信頼につながり、Aさんを指名される方も少なくありません。

「30余年続けてこられたのは、やりがいがあったからこそ」

そう語るAさんにとってのやりがいとは、特別なものではなく、お客様や社内での何気ない日常の中にあるのかもしれません。

Bさんは「同じ女性、同じ主婦だからわかることがあるはず」と、常にお客さま目線。
前職で経験した「女なのに、できるのか？」と言われた悔しさや悲しさが活かされているのだと思います。

入社当初は当然知らないこと・わからないことも多くて不安に感じているような時期もありましたが、持ち前のガッツで聴いたり調べたり体験し、知識と経験を積んでいきました。　　

そんなBさんは気配り心配りの達人。周りのみんながスムーズに仕事ができるように一歩先を見て、考えて、アドバイスをしてくれので、みんな頼りにしています。

博識なCさんは、いろんな話題でお客さまとの接点を見つけることが上手。

シロアリや害獣に限らず、芸能・音楽・スポーツ・地理や歴史など、豊富な話題でお客さまと溶け込みます。

異業種からこの害虫対策業界にやってきたCさんに、このお仕事でのやりがいを尋ねると　　

「お客さまから直接【ありがとう】と言ってもらえるところ」と教えてくれました。長年いるとついつい当たり前に受け止めていたことも、実はとてもありがたいことなのだと気づかされた瞬間でした。

Dさんは電話対応が上手。持って生まれた声の良さもさることながら、丁寧な対応にお客さまが声を震わせたことも。

私たちのお仕事は、害虫・害獣といった、人によっては「怖い」「不安」と感じるものを相手としているため、お客さまは不安を抱きながらお電話されることがあります。お顔が見えないので、誤解や行き違いも起こりうる電話対応ですが、Dさんの対応がお客さまの安心につながったという、素敵なエピソードです。

Eさんは資料準備、まとめなど、社内皆の仕事がつつがなく進むように下準備をしてくれています。

お客さまと直接お会いして会話を交わす機会はありませんが、私たちのお仕事が評価いただける時、Eさんのように「下支え」してくれる人がいてくれるからいただけたお褒めの言葉なのだと思います。 人のために動ける。Eさんの素晴らしい才能だと思っています。

Fさんは新しいもの、珍しいものへの興味が旺盛！
常にアンテナを立てて新しい駆除方法や薬剤、便利そうな道具の情報をゲットしようとしています。また、すぐに試してみる行動派でもあります。

生き物を相手とする私たちのお仕事は、現場ごとに状況が異なったり、想定外の場面に出くわすこともしばしば。先輩たちから技術を継承するとともに、新しい道具や情報を取り入れようとするFさんの姿勢は、弊社にとっても新しい風を吹き込んでくれる大切な存在です。